「鏡写し」の法則を知ると、不安や焦りが感謝に変わります。

先日、かなり久しぶりに風邪をひきました。
その時のわたしの感情は、「速攻で治したい!」「講義に穴を開けたくない!」「完璧にこなしたいのに...」でした。
そうです、主観的な【焦りの波動】に飲み込まれて行っていました。
常に「完璧主義」は手放したいと思っていたのに、いざ誰かに迷惑がかかると思った瞬間、わたしの思考はその「完璧主義」を呼び覚ましました。
言霊学(げんれいがく)では、自分のことを【主体】と呼び、自分以外の人や世界を【客体】と呼びます。
この2つは切っても切れない関係で、お互いの存在があるからこそ、この世は成立します。
しかし、もしこのバランスが偏ったら...
今回のわたしの風邪で出てきた思考は、「他者優先」そして「自分という主体を後回し」にしているものでした。
そう、完全に他者に傾き、バランスを失っていました。
そんな時に、このバランスを元に戻してくださったのは、他でもない講座の受講生の皆様や友人だったのです。
風邪をひいた根本的な理由をおざなりにして、主体的(わたし目線)に映る目の前の事象だけを完璧にこなそうと努力していたわたしに、「それは違う」と気づかせてくれました。
すべての方が、「予定なんかいいからゆっくり休んでください」と口を揃えて言ってくださり...
その結果、わたしはわたしが苦手とする「甘える」ということができました。
ここで、先ほどのバランスを取り戻したわたしは、言霊学の【主体】と【客体】に基づき、改めて次のことに気づいたのです。
「しなければならない」という、一見他者のためと思える完璧主義の重たい【焦りの波動】は、時としてむしろ大切な方にも伝播してしまう...
それは、迷惑をかけたくないと思う相手に【焦りの波動】を伝えてしまうことと同じ。余計な心配をかけたり焦りの感情を与えてしまうことで、結果迷惑をかけてしまうのです。
~自分が整った波動だからこそ、皆様にも良い波動が届けられる~
「甘えさせてもらうのは悪いこと」という、わたしの思い込み=【エゴ】が、この基本中の基本を完全に忘れさせてしまっていたのでした。
【主体】と【客体】は「鏡写し」です。
自分に完璧を求めるということは、他者にも完璧を望みがちだということ。
だから、少しくらい、自分にも他人に甘えるくらいがちょうど良いんだって、今回のことで本気で気が付きました。
受講生様や友人は、わたしに対して「甘えても良い」という赦しを与えてくださったのですから、わたしもそんな大切な方に「甘えても良い」の赦しをお返ししたいと思ったのです。
ここで、わたしのバランスが整いました。
そして皆様からの愛情たっぷりのあったかい気持ちをいただいて、【焦りの波動】は消えて溶けて、一気に【感謝の波動】に劇的にチェンジしたのです。
皆様が教えてくれた【主体的な思い込み】という【エゴ】を手放すことの大切さ。
愛情たっぷりの絆。
改めての気づきと共に、超幸せを感じた瞬間でした。